このページでは、これからフランス語の翻訳を勉強しようという方が気になることについてお答えします。
A.受講生の訳文を全員分コピーして、いくつかに分けた範囲ごとに3人から4人ずつ、訳文を見ていき、講師が解説を加えながら、講評、コメントしていきます。
A.授業はまちがいをするためにあるので恥ずかしくありません(まちがわないようだったら、学校に来る必要はありませんよね?)。それに、ほかの人がどんな考えをもとに、どんな訳文をつくったのか、見ることができるのがとっても参考になります。
A.いいえ。フランス語は初級文法が終わっているくらいが前提となります。そのうえで、原文をどう解釈して、どう日本語にするかが授業のポイントになります。
A.はい。まずはテキストを深く読んで理解するところからはじめて、それができたら、日本語とフランス語のちがいを頭に入れて、どんなふうに表現したら、原文の内容――解釈した内容が伝わるかを考えます。
A.たとえばフランス語は名詞中心につながる言葉ですが、日本語は動詞など用言中心につながっていきます。それを理解することで、自然に日本語に訳しやすくなります。また、フィクションでは視点の問題や動詞の時制の問題も考えなければなりません。そういったことを頭に入れたうえで、自然な日本語にするにはどうすればいいか、その考え方とテクニックを勉強していきます。
もうひとつ、これまでずっと教壇に立ってきた経験から、受講生の訳文がよかったか、悪かったか、また、どうしてそれがよいのか、悪いのかを指摘、解説するだけではなく、悪い訳が出てきた時にどうしてそういった訳が出てきてしまったのか、何に気をつければそういった訳が防げるか、訳文を作成している時点にさかのぼってお話ししたいと思っています。それを授業のもうひとつの柱にしたいと思っています。
A.そういった時でも授業には出席してください。そのうえで、あとから訳文を提出していただいたら、添削してお返しします。
A.やはり、あとから訳文を提出していただければ、添削してお返しします。また、授業は毎回、ICレコーダーに録音し、クラウドに保存しているので、で、ダウンロードして聴けるようになっています。
A.いいえ。修了証は出していません。また、公式な資格も取得できるわけではありません。
A.人によってちがいます。もう授業であまり学ぶことがない。自分で学ぶべきことがわかって、それをすればよいと思ったら、その時が卒業です。そのあたりで仕事が来るようになっている方もいます。そうしたら、あとは実践という形で勉強するのがいちばんです。これまで教室で勉強なさった方は、だいたい2年から4年くらい通うケースが多いと思います。
A.はい、もちろん、それだけの実力をつけてからということになりますが……。スタート時点のお力もちがいますので、どのくらい勉強したらとは言えませんが、リーディング、下訳などから始めて、だんだんできるようになってきます。でも、あくまでも実力がついたら、ということです。
A.はい、最近は一時に比べてずいぶん増えてきています。ぼくが始めた頃には冬の時代で、大変でしたが……。今は出版社の目がフランス語のほうにも向いてきて、それだけに優秀な翻訳者が求められています。
A.いいえ。それは難しいです。ベストセラーになるような本を何本も訳せれば別ですが(そうなったら、かなり高収入です)、通常は翻訳だけで食べていくのは大変だと思います。ですから、ほかに生活を安定させるなんらかの形を確保していたほうがいいと思います。
A.いいえ。生活していくのは大変ですが、きちんとした実力を身につければ、定期的に訳書を出していくことは難しくありません。これまでの受講生の方の中にもそういった方はかなりいらっしゃいます。フランス語の分野はまだ未開拓の部分も多いので、訳者のほうが見つけていくという形もありますし、また、さっきも言ったように、優秀な翻訳者が求められてもいます。これからは、電子出版という新しい出版形態も出できましたので、翻訳のチャンスは増えると思われます。したがって、1冊の本を翻訳して出版するのは、手の届くところにある夢です。実際、修了生でその夢を叶えた方、叶えつつある方は、大勢いらっしゃいます。詳しくは、修了生の作品&教室のコーディネート作品をご覧ください。
A.はい、「必ず訳書を出版できるようにする」というお約束はもちろんできませんが、ふたつの面で、そこに近づくお手伝いはできます。ひとつは授業を通じて、力をつけていただくこと。もうひとつは、実力のある方が仕事の現場に近づける機会を積極的に増やすことです。皆さんのほうは、自分の力を信じてがんばっていただければと思います。
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